彼女は今、心理室の待合スペースの席に座っているんだ。左側にいるのは、父でした。またネット小説を読んでいるのだ。tiktokで動画を見なければ、やっぱこうするのだ。左後ろに頭を傾けて、そう思った。ここでは、やっぱ他人に邪魔をするのだろう、けれど他の動画を見てる人もいるんだなぁ。ーー中老でも結構ある。回りを見ていて:子供の付き合うためここに来たらしくなかった。むしろ子供のほうが楽にしてるように見える。とあるパジャマだけ着てブラでも付けていない女の子と後ろに付いている両親を見て、彼女はそう思い始めた。あの子はひらりと席に付き、ポケットからスマホを取り出して弄って始めたんだ。
左側では、ちょっと長い廊下でした。始めてビビってる感じでここへ来てた時、デジャヴュとでも思った。薄暗い空間、小さい電球が黄色な光を霧のらしく散らして、そこに薄い紗で作られた幕の如く灯られたところを覆え、Liminal Spaceとでも言うのかな。心が落ち着けない。
スマホを取り出して、時間潰すため何かのアプリを開けてみた。前回では、確か、五時間以上かかってやっと自分の番になって、原因などは先生でも分からなかった。まぁ、どれほど苦しむとしても、五時間の待つの間、どんな気持ちでも平気に成れることだろう:と彼女はただ学校の繰り返す毎日と大学入試の受験準備のため集まったストレスととか簡単なことを言い出して、誰にとっても良いことだろう?先生も疲れてるみたいだし、両親も自分のせいで仕事を半日辞めて付き合ってくれて:その後検査によって抗うつ薬を貰って家族と一緒に帰って父からの説教私は黙っていながら聞き受けてやっとお互いニヤニヤになれて:どうでも良いことだろう、と目玉は右へ回ってそう思った。
スマホでは、彼女がダウンロードした無料の本があった。無理やりして数ページを読んだら、やっぱこういう形で読むのあんまり好きではなかった。するとYouTubeを開けた。数か月前こもってる間結構好きなバーチャル配信者たちの切り抜きは、かなり退屈だった。誰でも同じことばかりしていて、web 2の限界のせいなのかな。ファンたちはそんなことに全然気にしていないようだが、やはり彼女は求めすぎだから新しいものがなければ退屈になる一方だろうか…仲良しごっこ…けれどホントに大切してる人たちでもきっといる、して、その中に私がいない。視線をスマホから離れてあの廊下へ移って:私にも推しが欲しい…と仲良しの友達のことを思い出したんだ。あの友達では、良くモーメンツで同じその推しが好きな友人との会話を貼り付けて、二人とも幸せそうだった。それからとある優しいコミュニケーションが出来るアプリを開けた。見つけるをスワイプして、みんな幸せそうだった。綺麗なところへ行けて、美味しそうものを食べて、時々オフ会をするのも見えてーーやっぱ辞めとけ。オフ会でも楽しそうにお話できるなんて凄いよなぁ、と彼女はふっと昔ゲームで知り合った友人とはゲームの中ではかなりペラペラ喋れるが、連絡先を交換して、ゲームの話から離したら、何も話せなくなっちゃったことを思い出した。けれど突然、注意を捉える一つの投稿が目に入った。とある人がアップロードした写真に知らない文字で一通の手紙を書いた、それから「私の母語へ、誰でも知らない母語へ」ってつけ加えた。コメントから見ては、彼女の知ってる言語だけれど、一度でも見たことのない使ってる人の少ない文字であった。無論読むことでも。「自分の言語を使えるほどふるさとである」、見たことのあるこんな言葉、ふっと頭の中から思い浮かんでく:ふるさと、か…「言葉、人、所」呟きのように彼女は声を出来、「私たち…欲しいんだ、愛されたいんだ、今までもずっとそう育ててきたんだ。遠いものは薄くに見え故、私たちは身近の温もりを求め、出来ぬため、遠ざかる耳にしか入ってなかったものに愛を傾け、」前へ向けて、「それほど愛してるわけでもないし、それほど欲しがってるわけでも違う。ただ頼りが欲しい、じゃなければ黙り待ち、或はそれから引き戻り、」彼女は急に立ち上がって:「故郷に客として死す…」
その思いを叩き払うのように視線を背けた。すると自然に自分の番に近づくことに気づき、彼女はどんどん緊張し始めてきた。「私は、大学に入学するその日の夜知らない人たちに襲われてそれから…」いや、そうではなかった。行ったり来たりしてる間、彼女はこれから先生に解釈する言葉を組み合わせているのだ。けれど何を言おうとしても、あんなことを話さなければならない。彼女は、触れ合いたくなかった。恥、だろうか。
あの後は医者さんの前に座り、自分の状態を解釈す、けれど何も言わずにため、付いてきた父が代わりにすべてを伝えた。だから今の学校では本当に無責任なんだね!と父はそう文句をした。それから先生は彼女の返事や状態から精神はまだ良いって言い伝えて、病歴にもそう書き留めて、彼女は担任の先生に音声通話を掛けた。
「そう?なら良かったね。じゃまず先生の診断を写真にして送って、これからどうするか、ぼくが上層たちに聞くね。上層は忙しいので、しばらく時間をかかるかもしれん。もし何があったら、構いなく、先生に話してね」「うん、じゃ先生に頼む」と言いながら、彼女は電話を切った。父にそう伝えたら、怒りを抑えたらしく、何も話さなかった。
翌日の十時頃、先生からの音声通話がした。上層の意思では、検査結果は精神状態は言いですが、やはり二週間くらい休んで、もう少し休憩をしたほうがいいって、それから、二週間が過ぎて、もし何も起こらなかったら、両親もまたご一緒に学校に付いてきてください、上層からお話がありますって。ーー「元々簡単なことなのにこんな大げさにしちゃって!」昼ごはんをしてる時、父はそう怒鳴りしちゃった。彼女は父のほうへ顔を向けて、けれどすぐごはんに変えて続けて食いに行った。「で、警察のほう、どう?」「まだ何の連絡も来ていない」従って父は何も言わずに、ネット小説を読むのを辞めて、tiktok動画を見始めたんだ。
ごはんのあと、彼女はまたいつも通りの部屋籠りにした。ーーそして繰り返すの中に二週間はやっとお終いことになった。
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