彼女は校庭にある小さな湖のほとりに立ったまま朝ごはんを食べていた。葦が微かに揺らめいて、小鳥の囀りも聞きながら、こんな静寂な空間を好きなのは、確か小学校からすでに分かっていたことなんだ。「あんた、大人になったらきっと哲学者になる」と数学の先生は彼女にそう言ったことがあった。ごめんそうに笑いながら、視線を水面に移し:深緑の色、死水の池。
時々カートの音がする。「確か今日も入校するの日だな」と顔を左後ろへ向けて、独り言をした、「けれど、他人はここへ入り、逆に私は出て行くんだな」と思うと彼女はたまらなく笑いすぎて声まで出てしまった。
ーー「けれど一旦家で休憩しても、私にとってどんな良さが出てくるの?」微笑みながら、空を見上げ、瞼に涙が溜まって:「繰り返す毎日から逃げようとしたのに、一日だけまた元に戻す。それからルームメイトたちとの関係、元々仲良くでもならなかったのに、これからではきっと、文句でもあることだろう……けれどどうでも良いんだ、私には何が出来る?」顔を下し視線は右側へ、「潰れた関係とか、仲直り勇気でも無いし、気分でも無い…」深緑の池をじっと見ていて、彼女はしばらく何もしてなかった。
41Please respect copyright.PENANAXYZLHa6kg4
今は担任の先生と一緒に両親を待ってる。校門に人が大勢だから、二人は更に外へ立ったまま待っていた。お互いには、挨拶しかなにもなかった。気まずいと感じ、けれどなんも話しないほうが楽だな、と彼女もそう思った。慣れたことだろうか。
彼女は左右を見ながら、また時々荷物を確認してきたんだ。期待でもしてなかったのに緊張してきた。かばんを数えてきて、手で中に入れたものをも確認してきて:ふっと、予想通りに右側の四つ角から現れたタクシー、それは父の車、もし昨日はこれに乗って学校へ来るとしたらーーとでも不可能なことだろう。担任に知らせて、二人は次々荷物を手にして、あの車を迎えに行った。
「どうも、○○さんのご両親でしたよね?私は担任としての○○と申します」車から降りて、彼女の前に立つ、担任は荷物を下して先に両親に挨拶し始めたんだ。「はい、本当に、こんなことで先生にご迷惑をおかけしてしまって…面目ないです」と父から会話を取り続けて、二人はごめんそうにお辞儀をした。
「いいえ、こんなことがあるとは、誰でも予想できないことと思います。それから、教員として、事前にこんなことを防ぐことが出来なかったため、私からも面目ないだと思います」言葉に従い、担任も深く頭を下げてお辞儀をした。
「ですから、学院の上層からの意思では、こんな酷いなことに遭ってしまって、娘さんもきっとかなりショックを受けたことでしょう、これで一旦家に休憩を取って、色々を整えて、心と体を調整して堂々とこれからの学園生活を楽しもうということ。それから、」担任の先生は笑顔を浮かべながら、真剣そうに両親に伝えていった:「別に悪い意味ではないですが、出来れは、娘さんを連れて心理医者のところへ行った方がいいと思います(父の顔色はすぐに変えて)上層の意思では、こういう事件で、少女たちにかなりショックを受けたため、よくこれから色んな状態になるかもしれませんので、出来れば、医者さんに一度検査をして、確認したほうがいいと思います。後ほど、私たちも医者さんの検査結果によって今後の色々を検討して参ります」と話を済まして、無邪気な笑顔で両親の顔を見詰めていた。
「ですから、上層の意思では、俺の娘は、気違いになったってことか?」父は曇らせた顔のまま、そう言ってしまった。「いえいえ、そんなことではありません。唯、普通では、こんなことで少女たちの精神にとってそれはかなり激しいことなので、私たちも娘さんのことを守るため、すべての情報を承知した上で行動するしかないじゃないですか?万が一、予想以外のことが発生した場合、私たちもそれによってすぐ対応出来るんじゃないですか」「だから、上層は既に俺の娘を、ある解決すべき問題として扱っていませんか?俺の娘の調子、どこが悪い?ただそういうことを回避してるだけじゃないですか?それから、入校もまだ一日でも経ってなかったのに、既に帰らなければいけない、それはどういうことなんです?」「申し訳ございません」と担任の先生は苦笑いしながらそう言って:「私たちから考えては、こんな悲しいことに遭ったため、やはり家にいて、両親の傍にいたほうが一番娘さんにとって気が楽なことだと思います。それから、回避をしてる訳ではない。前にも言ったはず、これからのことは私たち誰でも確定出来ません、もし、予想以外のことがありましたら、そのとき、誰が責任を取りますか?」と一旦停頓し:「近頃のことではないけど、隣の学校では、ある女の子が痴漢にされてしまって、それから元々精神的にはちょっと弱くて、両親は全然いいだと判断し、なんの検査でもしてくれなくて、学校に戻ったら、こっそり…」と右手の人差し指を左手の手首に滑ってて:「だから、これは煽りすぎるではありません、我々も真剣に娘さんのことを大切にしていますから」
ーー五秒の静かだった。
「じゃ、学校では俺の娘をこれから不登校に処置するってこと?…」父は担任を睨みながらそう言って、すぐ先生は言葉を遮って:「それは誤解です(笑顔を浮かべて)。上層の意思では、ただ、娘さんを家に暫く休憩を貰って、いろいろを整えて、それから出来れば医者さんのところへ行って、唯検査をするだけのことなんです。検査結果によって娘さんの再び入校する時間を決めるのです」――また静かになってしまった。
けれど、再び父からその静かさを破れてきた:「もし検査結果によって学園の上層がこれから学校をやめさせたほうがいいと判断したら…」「それはあり得ないことだと思います」担任の先生はまた父の言葉を遮って、顔を少し歪めて微笑みしながらそう言った。
蟠りそうに、父は顔を左側へ向けて、しばらく黙っていった。数秒経つと、また曇らせた顔のまま担任の先生に面して:「続けて話をしても繰り返す言葉ばかり」、と一旦停頓し、「つまり、娘を連れて帰るといいでしょう?」:担任の先生は黙っていながら微笑みしながら頷いた。
その後、父は何も言わずに彼女に手で「来い」っていう意思を示して、彼女も無口で荷物を一つ一つ拾って上がって、車へ行ってしまったんだ:担任の先生も自分が取った幾つかのものを連れて後にした。
出かける前に、彼女は車の前でふっと微笑みを出して担任に深くお辞儀をして、「先生、お疲れ様でした!」って言った。
ns18.116.36.96da2